約 3,882,613 件
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/874.html
既に午後11時半に近くなり、会合が終わった過激派・穏健派共に帰り支度を始める。 「おい、啄。お前等、刺界の口調の変化に全く驚いてなかったな。変だとは思わなかったのか?」 「刺界のあの口振りは、俺達十二人委員会では周知済みだったからな。『閃天動地』を生み出す際には、既にあの口振りだったぞ」 「何それ!?」 今日はもう救済委員活動はしないことになっていた。最近は積極的に動いていたこともあったので、花多狩にとって今回の会合は休養目的に受け入れた面もあった。 「安田殿!どうしたでござるか!?会合中もボーっとしていた風に見えたのだが・・・」 「反応らしい反応は雅艶の爆弾発言の時くらいだったからな。・・・やっぱり衝撃モノだったか、あれ?」 「ハッ!!あ、あの・・・すみません」 「いいって。誰だってあんな衝撃発言を耳にしたら茫然自失状態になっちゃうってね」 ゲコ太と仲場からの質問でようやく我に返る春咲。彼女は先刻の会合の際も心あらずといった状態であった。 「グッ・・・!!」 「大丈夫、刺界?雅艶に手酷くやられたみたいだけど」 そんな春咲の目に飛び込んできた光景は、雅艶によってボコボコにされた界刺と、それを心配する花多狩の姿であった。 未だに足を引き摺っている界刺。おそらく、帰宅にも支障が出るだろう。それに気付いた春先が近付いて行く。 「あ、あの、私が刺界さんを送っていきます」 「安田さん?・・・余計な心配かもしれないけど、彼の体格だとキツくない(ボソッ)」 春咲の意外な申し出に花多狩は確認を取る。界刺は一般的な男性の体格において中の上といったくらいだ。対して春咲の体格はやはり小さい。 「大丈夫です。だって・・・刺界さんは私の下僕ですから(ボソッ)」 「・・・フフ。あなたも言うようになったわね。ここへ最初に来た時に比べて・・・少し変わったんじゃない?」 「変わった・・・私がですか?」 「ええ。少なくとも私はそう思うわ。よし、それじゃあ刺界のことは任せるわ。彼をお願いね」 「は、はい!」 花多狩の言葉に少なからず衝撃を受ける春咲。彼女からは私が変わって来たように見えると言う。当然、春咲自身にはそんな自覚は無い。 「お嬢さんに肩を借りる日が来るとはな・・・。予想外にも程がある」 「・・・何ですか?そのいかにも心外って態度は?」 「だって、そう思ったもん」 「ホントに嫌味しか言いませんね。ホラ、行きますよ」 界刺の嫌味を受けながらも、先程に花多狩の言葉について考える春咲。傍から見ればガスマスクを被った2人という奇妙な光景。 その光景を・・・・・・雅艶は視線無き“視線”を向けていた。 「痛っ!だ~、くそ!あの雅艶って野郎。ちったあ手加減の1つでもしろっての」 「だ、大丈夫ですか?・・・どこかで休憩します?」 「いや・・・もう遅いし、このまま行こう」 夜の学園都市を歩く界刺と春咲。2人共ガスマスクは既に外している。警備員等に不審者に見られないようにするためだ。 今の2人の状態と言えば、小さな春咲がダメージによってうまく歩けない界刺の右腕を担ぐように支えながら歩いているという具合だ。 「もしかして、界刺さんがそんな状態になったのって・・・私のせいですか?」 「うん?いや、違う。雅艶には、俺が『シンボル』の一員ってことでボコられた。どうも、『シンボル』活動中の俺の姿を見たことがあったみたいだな。 そりゃ救済委員って活動をしてりゃあ、なんでそんなトコのメンバーが救済委員に入ったのかって疑問に思うわな。逆の立場なら、俺だってそう思うだろうし」 「でも・・・あなたなら雅艶さんのような強硬手段は取らない・・・ですよね?」 「・・・ああ。そうだね」 界刺は少し驚いた。春咲が自分の思考というか行動パターンを読んだことに対して。 「それに・・・元はと言えば、あなたが救済委員に入った理由は私のせい。お守りという言葉がそれを証明しています」 「・・・」 「あなたは・・・いえ、何も無いです。どうせ答えてくれないでしょうし、嫌味しか言わないでしょうから」 春咲は喉から出ようとした言葉を飲み込んだ。その言葉は果たしてどのような種類のものであったのか。それは、春咲本人にしかわからない。 「・・・聞かないんですか?」 その代わりに出て来た言葉。それは、この男なら先の会合で必ず疑問に思う事柄を。 「何を?」 「・・・春咲躯園という女性のことです」 自分と同じ春咲という苗字を持つ・・・姉の存在を。 「容姿的に・・・君のお姉さんか何かかい?」 「ええ。あの人は・・・躯園お姉ちゃんは私達家族の・・・長女です」 「ふ~ん。君さ・・・お姉さんが救済委員なのを知っていて救済委員に入ったの?」 「知るわけないじゃないですか・・・!もし知っていたら、私は救済委員なんかになったりしていません」 「会合でも思ったけど・・・君のお姉さんって相当ヤバい系?」 「お姉ちゃんは・・・能力至上主義なんです。自分と同じレベルで無ければ対等な関係を築こうとしない。それが、たとえ家族であったとしても」 春咲は苦い記憶を掘り起こす。いつも罵詈雑言を浴びせられた。いつも暴力を振るわれた。 それは、自分のレベルが低いから。無能だから。だから・・・春咲桜は家庭内で居場所が無くなった。 「お姉ちゃん・・・いつから救済委員に入ってたんだろう・・・」 「ふ~ん。でも血は争えないよね」 「へっ!?」 「だってさぁ、お姉さん・・・君と同じガスマスクを持ってたじゃん。お姉さんの場合は能力使用のためみたいだけど・・・趣味の酷さはそっくりだ、うん」 「!!そ、それは・・・」 界刺の指摘に今更のように気が付く春咲。確かに躯園は自分と同じようなガスマスクを持っていた。 自分の場合は、顔をすっぽり隠せるからというのが理由だったが・・・改めて指摘されると偶然と言い切るのは少々難しい。 「もしかして・・・君も将来お姉さんみたいな傲慢な女性になったりして・・・。あ~恐っ!君には絶対借りを作らないようにしないと」 「ブッ!!だ、誰が傲慢な女性になるって言うんですか!?根拠の無い想像はやめて下さい!!」 「ちなみに今の肩を貸してもらってるのはノーカンね。君のお守りの駄賃代わりで相殺ってことで」 「人の話を聞いているんですか!?あ、あんな傲慢な女性になってたまるもんですかー!!」 必死の抗議を全くと言っていい程無視する界刺に、怒りをぶつける春咲。その態度を見て、界刺は目を細める。 「へぇ・・・」 「な、何ですか?」 「てっきりお姉さんに頭が上がらない、他人にもその愚痴や文句を漏らせない女の子だと思っていたけど・・・ちゃんと言えるんだね」 「えっ・・・」 「前に君が爆発した公園でのやり取りでも無かった・・・そんな風にお姉さん個人に対する愚痴を漏らすなんて、初めてのことなんじゃない?」 「・・・・・・」 春咲は驚く。それは自分に対する驚き。今の今まで自分の姉に文句を言ったことは無かった。 他人に―159支部の仲間にも―漏らしたことは無かった、家族個人に対する愚痴や文句。それを・・・今自分は口に出した。目の前の男に対して。 「人間誰だって愚痴や文句の1つ2つ言いたい時ってあるよ。俺なんか四六時中言ってるし。もちろん、君に対する嫌味も」 「・・・それはやめて下さい」 「いんや、やめない。だって、自分の素直な感情だもの。そりゃ我慢する時もあるけど・・・我慢しっぱなしってのは良くは無いよね」 「・・・」 「そうやってさ、君んトコの風紀委員(なかま)にもぶつけてやればいいじゃない? あいつ等なら苦い顔してもさ、ちゃんと聞いてくれるって。それだけの時間を過ごして来たんだろう?」 界刺の言葉が春咲の胸に突き刺さる。春咲の心の奥底に眠らせていた感情を刺激する。 確かに思っていた。確かに心のどこかで考えていた。自分が抱える不満や愚痴を誰かに打ち明けたい。誰かに聞いて欲しいと。でも・・・ 「・・・そんなことできませんよ。皆に迷惑が掛かります。鉄枷君なんかに話しちゃった時には・・・躯園お姉ちゃんに突っ込んで行っちゃいますよ」 「あー・・・確かに。その光景がリアルに浮かんで来るね。あいつなら、きっとそうするな」 「でしょ?だから・・・言えません。他人なら尚更。私は・・・皆が私のせいで傷付く所を見たくない。それに・・・今の私にはそんな資格はありません」 「ふ~ん。・・・ならさ、どうして俺には言えたわけ?」 「!!」 159支部の仲間や他人には打ち明けられない。そう明言した春咲が、今度こそ心の底から驚愕する。自分は今何って言った・・・? 「君はさ、もう忘れちゃってるのかもしれないけど。俺には言えたよね。『あんな傲慢な女性になってたまるもんですかー!!』ってさ。 俺は君の言う所の仲間じゃない、単なる他人でしか無い。君は言ったよね?『他人なら尚更言えない』って。そんな君が、何で俺には言えるの?」 「そ、それは・・・!!あなたがそういう方向へ誘導したせいで・・・」 「そうだね。確かに誘導はした。でも、可能性は低いと思っていたよ。君を見ていた限りは。君の“殻”は相当固いと思っていたし」 「・・・!!」 「やっぱさ。君は・・・誰かに聞いて欲しいって本当は思っているんだよ。心の底から。いい加減認めたらどうだい?じゃないと・・・」 「・・・理由ならありますよ。界刺さんに打ち明けた理由くらい」 追求の手を緩めない界刺の言葉に覆い被さるかのうように言葉を放つ春咲。 その春咲の言葉に興味を抱く界刺は問う。 「へぇ。んじゃ、聞かせてよ。俺に打ち明けられた理由ってのを」 その問いに春咲は答える。顔を上げ、視線を界刺の視線に合わせる。 「それは・・・界刺さんが私の下僕だからです」 「・・・・・・・・・はっ?」 春咲の口から発せられた言葉に理解不能な反応を示す界刺。そんな界刺の様子を無視するかのように春咲は言葉を続ける。 「下僕には、愚痴の1つ2つ零しても罰は当たらないでしょ。だって、下僕なんですから。主人の愚痴を聞く役に徹するくらい当たり前です」 「ちょ、ちょっと待て!!下僕ってのは言葉のあやっつーか、救済委員に入るための口実というか・・・」 「弁明は聞きません。あなたは私の下僕です。それ以上もそれ以下もありません」 「ひ、人の話を聞けぇぇー!!」 「あなたに言われたくはありません!!」 ギャーギャー騒ぐ界刺と春咲。もちろん肩を担いでいる態勢なので、お互いの顔の距離は近い。傍から見れば恋人同士のいちゃつきにしか見えないだろう。 「ハァ、ハァ。・・・ったく、強情な女の子だこと。“殻”が予想以上に分厚いぜ。もしかしたら、亀の甲羅より固いんじゃね?」 「ハァ、ハァ。あなたこそ、よくもまぁそんなに愚痴が出てきますね。欲求不満なんじゃないですか? もう救済委員なんかやめて、夜遊びの1つ2つしてきたらどうですか?」 「・・・そして、風紀委員の君が補導するってオチか?」 「よくわかりましたね。その通りですよ」 「くそっ!いけしゃーしゃーと何てことを言いやがる。風紀委員が捏造してもいいんですかー!?」 「捏造なんかじゃありません!れっきとした正当な手段ですーだ!!」 しかし、言っていることは互いに文句を言い合ったり、捏造紛いな提案を吹っ掛けたりとキツいことばかりである。 「グッ!!・・・チッ。大声出してたら、まーた体が痛み始めやがった」 「!!・・・す、すみません。調子に乗り過ぎました」 「いや、いいって。少しはストレス解消になったんじゃねぇか。あんだけズバズバ言ってればさ」 界刺が再び体の痛みを訴えたので、言い合いは中止となった。さすがにはしゃぎ過ぎたと思い、反省する春咲。 「それにしても・・・あなたがそんな状態になるなんて思いませんでした」 「うん?」 「だって、あの『シンボル』のリーダーですし・・・大きな事件でも活躍したって聞きましたし・・・レベル4ですし・・・・」 春咲は改めて思う。目の前の男が傷だらけになるという現実に対して。 レベル2の自分にとって、界刺のような高位能力者、しかも実績もある人がここまでボロボロになるとは中々に信じ難かった。 普段から常に人を食ったかのような余裕綽々の態度を取る―少なくとも自分の前では―界刺なら・・・尚更。 「君さ~、何を勘違いしてるか知らないけど、俺の能力ってのはそんな万能な代物なんかじゃないよ?」 「えっ」 その当人の口から発せられる・・・それは、自身の能力を否定するかのような言葉。 「幾ら光を操るって言っても、結局は相手を騙しているだけ。そもそも、光に直接的な攻撃力は無いし」 「・・・」 「俺の能力名は知ってるだろ?『光学装飾』。つまり、“光による装飾”だ。“装飾”に相手を打ち倒す力があると思うかい?」 「そ、それは・・・」 界刺は冷静に、冷徹に、己の能力の弱点や限界を語る。その姿に・・・春咲は少し震えていた。 あれだけ遠いと思っていた高位能力者(レベル4)が・・・本当は自分と大差ない存在でしかないのではないか。 「今回の件だって、雅艶は透視系能力者だったから俺の能力は効かなかった。だから、呆気無くボコられた。 第一、盲目の人間に俺の能力の大半は効かねぇ。精神系能力者の一部にもな。俺と同レベルの光学系能力者にも、その能力次第じゃあ負ける。 少なくとも俺は・・・自分の能力を万能と思える程過信なんかしちゃあいない。・・・雅艶に一杯喰わされたんじゃあ、説得力には欠けるけどね」 春咲の震えは次第に大きくなる。自分の周囲にいる高位能力者は―春咲の知る限りは―誰もが自分の能力に自信を持っていた。 それは当然。何故なら学園都市において、レベルの有無・高低はその人物における最重要ステータスなのだから。 故にレベルの高い者は自信を強く持ち、レベルの低い・無い者は中々自信を保てない、そんな世界である。春咲もそう捉えていた。 それなのに、目の前の高位能力者の言っていることを聞いていると、自分の感覚が本当に正しかったのかわからなくなる。 だって、自分の限界を露呈する目の前の男は・・・笑っていたから。 「しっかしまあ、久し振りの完敗だったなぁ。ハハッ!」 「・・・どうして」 「うん?」 「どうして・・・あなたは平気なんですか?どうして、そんな風に自分の限界を語れるんですか?どうして、笑っていられるんですか!?」 何時の間にか春咲の足は止まっていた。肩を担いでいる形となっている界刺もまた同様に。 「身の程を知っているから」 「えっ」 「自分の限界を弁えているからだよ。人間1人にできることなんてたかが知れているよ。だから、俺はこんな目に合った。油断していた俺の自業自得ってヤツだ」 「・・・」 「だから、こんな風に言える。こんな風に笑っていられる。だって、本当のことだもの。なんにもおかしくは無いよ。 花多狩も言ってたじゃん。“自分にできる最大限のことを見極めるのが大事”って。言ってなかったっけ?」 「・・・言っていました」 春咲も花多狩の言葉を覚えていた。あの時花多狩に褒められた界刺を見て歯噛みしていたことも一緒に。 「でもなぁ、今回は雅艶にボロ負けしたしなあ。俺の能力にもうちょっと使い勝手のいい攻撃手段があればなあ・・・」 「攻撃手段ですか・・・」 「うん。無いものねだりしてもしょうがないのはわかってんだけど。例えば、君の『劣化転送』みたいなさ」 「えっ!?わ、私の『劣化転送』・・・ですか?」 突然の『劣化転送』が欲しい発言に狼狽を隠せない春咲。 「・・・何驚いてんの。何か変なこと言ったか、俺?」 「い、いえ!!で、でも私の『劣化転送』なんか・・・」 「何が『なんか』だよ。君の能力、まぁ空間移動系全般に言えることだけど、防御一切無視の攻撃力ってのはすげぇアドバンテージなんだぜ?」 「た、確かに」 「だろ?それに、近距離・遠距離関係無く能力を行使できるのも魅力だよなぁ。羨ましいぜ」 「で、でも、空間移動にも距離や重量の限界はありますし、11次元への変換計算も複雑ですから。界刺さんが思ってる程便利な能力じゃ無いですよ」 「そこら辺については、その能力持ちじゃない俺より君の方が説得力あるなぁ。体験者は語るってヤツか。う~ん。でも、便利には違いないよな」 「で、でも。私なんかの能力じゃあ。レベル2の『劣化転送』なんかじゃあ、界刺さんには物足りないんじゃあ・・・」 春咲は自分の能力を改めて卑下する。目の前の高位能力者にとって、自分の能力―『劣化転送』―なんて釣り合わない。そう本気で考えていた。だが、 「レベルなんてどうでもいいだろ?能力の活用ってのは使用者の腕の見せ所さ。例えば『劣化転送』だって、使う奴次第で幾らでも化ける。俺はそう思うよ」 『レベルなんてどうでもよくね?能力ってのは使う奴次第だし。この能力を生かすも殺すも君次第だろ?君次第でこの能力は化けると思うぜ?』 「!!」 その言葉は以前にも聞いた言葉。もちろん一言一句同じでは無いが、言っている内容は同じ。 能力とは使う者次第。界刺の主張は、あの公園で会った頃から何一つブレていないのだ。 「そ、それは・・・私次第ってことですか?」 「そう。君次第で幾らでも活路は開ける。農条達を助けたあの時のように。もちろん限界はあるけど」 以前は、傲慢だと切り捨てた界刺の言葉を、今の春咲はすんなりと受け入れられる。そんな自分の変化に春咲は内心で驚いていた。 『ここへ最初に来た時に比べて・・・少し変わったんじゃない?』 「(もしかして・・・本当に私は変わったのかな?私にはわからない何かが・・・変わり始めたのかな?)」 花多狩の言葉を思い出す。そして、自分を改めて見つめる春咲。彼女が自身の変化を自覚する日も・・・そう遠くないのかもしれない。 「ところでさ、君に1つ聞きたいことがあったんだけど」 「・・・何ですか?」 「君の本当の能力名を教えてよ。『劣化転送』なんて言葉・・・君の本意じゃ無いんだろう?」 「ど、どうしてそれを・・・」 「農条達が言ってたんだ。自分達も低レベルの能力者だけど、君みたいに自虐溢れるネーミングには絶対にしないってね。そういうネーミングにした理由が絶対あるって言ってたよ」 「農条先輩達が・・・気を使わせちゃってたんですね」 「そりゃあ、あいつ等が勝手にやったことでしょ。君が引け目を感じる必要は無いさ。んで、どうなんだい?」 農条達にも見抜かれていた。その事実に春咲は引け目を感じるが、界刺は気にするなと言ってくれる。春咲は・・・その言葉に甘える。 「実は・・・『劣化転送』というネーミングは・・・躯園お姉ちゃんが付けたんです」 「君のお姉さんが・・・」 「はい。お姉ちゃん曰く、『低レベルの分際で至極真っ当な能力名だったら他の同系統の人達に失礼。だからあなたの能力名は今日から劣化転送よぉ?』。・・・だそうです」 「へぇ・・・」 「驚かないんですね。もしかして・・・」 「うん。候補の1つにはあったよ。君のお姉さんの態度を見るとねぇ・・・候補に入れるなって方が無理なんじゃない?」 「・・・そうですね」 確かに界刺の言う通り、躯園の態度から予測することは容易いのかもしれない。我が姉ながら、そのわかりやすさに辟易してしまう春咲。 「それじゃあ・・・君の本当の能力名は何て言うんだい?」 「・・・・・・聞きたいですか?」 「そりゃあ、ここまで来たんならさ。ここで寸止めって焦らしプレイにも程があんだろって話さ」 「・・・はぁ。わかりましたよ。教えてあげます。全く、あなたのしつこさに根負けです。但し、他言無用でお願いしますよ。いいですね?」 「俺には他言無用する必要性がイマイチわからないけど・・・君が言うんだったらそうするよ」 春咲は界刺の達者な口に思わず愚痴をこぼしてしまう。肩を担いでいるこの男と出会ってから、自分は振り回されっぱなしだ。この男と関わってから嫌なことしか覚えていない。 でも・・・そんなに悪くない。むしろ、界刺と一緒に居ることに居心地の良ささえ感じている。そんな感情を思わず抱きそうになって、すぐに振り払う春咲。 「それじゃあ、1回しか言いませんからね。私の本当の能力名は―」 でないと・・・本当に“殻”が破れてしまいそうだから。 いや、自分の意思で“殻”を破って、ありのままの自分を彼にぶつけたくなるから。 だから、彼女―春咲桜―は自分の心に蓋をする。その自制心は、全くもって頑強の一言に尽きた。 「それにしても、雅艶対策は考えないといけないな。こういう時程、他の能力が欲しいって思うことも無いな」 「界刺さんでも、他の能力が欲しいって真剣に考えたりするんですか?生まれ持ったっていうか、その人特有の能力じゃない、別の能力を」 「・・・時々ね」 春咲の指摘に唸る界刺。何時もは自分の限界云々言っている彼も、やはり普通の人間だということか。 「界刺さん・・・もしかして落ち込んでいます?」 「・・・別に落ち込んでなんかいねぇよ」 「・・・意地張ってるだけような気がしてしょうがないんですけど」 「・・・意地なんか張ってねぇよ」 春咲は思わず質問する。さっきからの界刺の言葉は、春咲から見ても“らしくない”風に見えた。 何があっても飄々としてそうなこの男が、未練がましくブツブツ言っているということは・・・ 「無理しなくてもいいんですよ。何たって、あなたは私の下僕なんですから。下僕の悩みを聞くのも主人としての役目ですから」 「・・・無理してねぇし。それに、まだ下僕設定を引き摺られるのかよ!?・・・こんなことになるんなら、下僕なんざ言うんじゃ無かったぜ」 「クスクス。“口は災いの元”。ですね」 界刺の反応に春咲は笑う。それは・・・心の底からの笑み。 「・・・!!」 「どうかしましたか?私の顔に何か付いていますか?」 その笑みに界刺は瞠目する。何故ならそれは、彼が春咲桜という少女と出会ってから初めて見る笑みだったからだ。 「いや・・・君がそんな風に笑うトコを初めて見たから。ちょっと驚いた」 「えっ。・・・!!!」 界刺が抱いた驚きを、少し遅れて春咲も抱いた。実の所、春咲自身も先程の笑みは全く意識していなかったのだ。 つまり、先程のやり取りで自分が笑ったり、笑みを受けべたりしていたことにも気が付いていなかったのである。 だが、界刺の指摘を受けて自分が無意識に笑っていたことを自覚する。 「(笑った・・・?私が?・・・何時以来だろう?こんな風に自然に笑ったのなんて)」 それは、思いかげない出来事。界刺も春咲も予想だにしていなかった光景。だからこそ・・・その光景にはかけがえのない価値が秘められていた。 continue!!
https://w.atwiki.jp/snegp2p/
,#img(uch.jpg), 宇宙刑事ソルディバン [MAIKA] http //www.media-box.ne.jp/ [18禁ゲーム] [080404] [MAIKA] 宇宙刑事ソルティバン (ISO+MDS+rr3).part1.rar 突撃副会長♪UXOmqgI8w 1,600,000,000 ea8b7eeffccfbe80a210b6bd5ce412f1b506a462 [18禁ゲーム] [080404] [MAIKA] 宇宙刑事ソルティバン (ISO+MDS+rr3).part2.rar 突撃副会長♪UXOmqgI8w 1,087,892,107 3484b287efbc29a62e7fc3b47c24694bda1d9029 ,#img(sei.jpg), ビギナーズアダルトゲーム 偽教祖~聖女篭絡編~ CD-ROM [MyTreasure] http //www.my-tre.net/ 【18禁ゲーム】【080404】ビギナーズアダルトゲーム 偽教祖 -聖女篭絡編- (bin+cue+rr).rar るーるらmyPHFegZh8 240,202,360 a79921eaf76e59932b660fb4aee3ec9e2abb7379 ,#img(rei.jpg), ビギナーズアダルトゲーム 凌辱尋問レイプ~野望編~ CD-ROM [MyTreasure] http //www.my-tre.net/ 【18禁ゲーム】【080404】ビギナーズアダルトゲーム 凌辱尋問レイプ -野望編- (bin+cue+rr).rar るーるらmyPHFegZh8 644,355,092 a225c8152fc4b7a17114c61b47c5444347ab57bc lightBOX2008 [light] http //www.light.gr.jp/ 【18禁ゲーム】【080404】lightBOX 2008 Dear My Friend -Complete version- (iso+mds+rr).part1.rar るーるらmyPHFegZh8 734,003,200 ddf8508f650902302d1d607fb77ea6259879dfe6 【18禁ゲーム】【080404】lightBOX 2008 Dear My Friend -Complete version- (iso+mds+rr).part2.rar るーるらmyPHFegZh8 504,995,694 d39449279f1e7b080996ea983a03c93c8348be78 【18禁ゲーム】【080404】lightBOX 2008 Dear My Friend -Complete version- Special Music CD (ccd+rr).rar るーるらmyPHFegZh8 385,209,193 4915490c0d56de95d8821fbc3d613f2c8dcd129a 【18禁ゲーム】【080404】lightBOX 2008 Imitation Lover (iso+mds+rr).rar るーるらmyPHFegZh8 613,266,368 fe786f83fb21df94102e5b516671148c567006d8 【18禁ゲーム】【080404】lightBOX 2008 群青の空を越えて (iso+mds+rr).part1.rar るーるらmyPHFegZh8 734,003,200 770895e3fb83fde05aa3697c2029e71a7f6a9988 【18禁ゲーム】【080404】lightBOX 2008 群青の空を越えて (iso+mds+rr).part2.rar るーるらmyPHFegZh8 734,003,200 0e3c6f39308c3c0e8022c7ed3d368ca4942b1fea 【18禁ゲーム】【080404】lightBOX 2008 群青の空を越えて (iso+mds+rr).part3.rar るーるらmyPHFegZh8 132,010,643 18ddaaa31285ad346f6f836da379e57602d68ed2 【18禁ゲーム】【080404】lightBOX 2008 潮風の消える海に Vista対応版 (iso+mds+rr).rar るーるらmyPHFegZh8 722,360,440 a9d8e7c3f2b1a65b6fad8ea4aed2aa78d9de85bc 【18禁ゲーム】【080404】lightBOX 2008 マニュアル類.rar るーるらmyPHFegZh8 453,150,209 5bbf3521ae1a2295d4d6892946c1aa7cb5f8848f 【18禁ゲーム】【080404】lightBOX 2008 Music collection (ccd+rr).rar るーるらmyPHFegZh8 468,510,658 8af87159c7659c2e8cb1156d1bc15327732dd204 DL版 ,#img(kyo.jpg), 今日のおかず 穢された巫女装束~中出し豊穣白濁祭 DL版 [じぃすぽっと] http //www.hanipo.jp/gspot/ パケ版 ,#img(ku.jpg), 母娘忍術くのいちPonPon!! パケ版 CD-ROM [flap] http //www.flap-game.com/ DL版2008年03月/28発売 絶望少女~復讐の性裁教室 DL版 [暗黒劇場] http //ankoku.masterup.net/ パケ版2008年04月/18発売 ,#img(sou.jpg), 操淫人形~淫乱カウンセリング~ パケ版 CD-ROM [Eroro] http //eroro-unit.kir.jp/eroro/ DL版同時発売 一般 ,#img(in.jpg), インフィニティ Plus [KID/SDR Project(サイバーフロント)] http //www.cyberfront.co.jp/ (一般ゲーム)(PCゲーム)(080404) Remember11.rar カクタスC5tm5fvKnM 2,260,865,388 c4a03a7027ae311b71b95afc24fceaf012e7723b (一般ゲーム)(PCゲーム)(080404) Remember11 デスクトップアクセサリー.rar カクタスC5tm5fvKnM 650,551,624 037c0947c5e3696010666d91c7e8fca48e7ce641 (一般ゲーム)(PCゲーム)(080404) Never7.rar カクタスC5tm5fvKnM 1,457,636,246 a272b6f2b4f93b061bf9e83c9f98c8a814d8cdbf (一般ゲーム)(PCゲーム)(080404) Ever17.rar カクタスC5tm5fvKnM 2,332,922,220 e732fc69af48b22fd733e5db9b59f98b1a200fe2 (一般ゲーム)(PCゲーム)(080404) 12RIVEN.rar カクタスC5tm5fvKnM 1,403,457,883 4bf50bb23ff1d945e1c815ff9fb25295df6df0aa
https://w.atwiki.jp/mncorelay/pages/310.html
その名前とは裏腹で「村」であることに注意。 おそらく中学生以下の実娘がいる、老いてなお盛んな絶倫の村長が存在した。 ギコエルの欠片を入手したハルタートに世界ごと消滅させられた。 住民の安否は不明であるがこの村で誰かの墓参りをしていた爆心地のネームレスたちだけは全員無事だったらしい。 村長とその娘とその男友達、もし死んでたらご冥福をお祈りいたします…、と思ったら生きてた。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/2808.html
前ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある科学の執行部員 第4章(3) 「というわけで何とか敵の魔術による術式は破壊した」 『そうか、こっちも特に負傷者がでることなく切り抜けられた。 だがその中で幹部レベルの人間から面白い話が聞けてな』 「面白い話?」 『あくまでローマ正教内の噂でしかないらしいんだが、 どうやら教皇を遥かに凌ぐ権力の持ち主がローマ正教の裏にいるらしい』 「…もしかしたら、その男に会っているかもしれない」 『もしかして、さっきの情報を提供してきたって男のことか?』 「ああ、ソイツはローマ教皇のことをあの程度の男って言ってた」 『…確かに怪しいな。 まあ詳しい話は帰ってから聞こう。 久しぶりに『執行部』全員で祝杯をあげようぜ』 「そうだな。 これから戦いも本格化するだろうし、士気を高めるのにもいいかもな」 『…お前、そのアニェーゼ部隊っていうので悩んでるだろう?』 「まあ悩んでないと言えば嘘になるけど、そこら辺は割り切るしかないさ」 『そう言いつつも、そこを割り切れないのがお前の良いとこなんだがな。 お前は俺達みたいになるんじゃねえぞ、御坂のためにもな…』 「…」 『じゃあ帰ってきたら祝勝会な、費用は『グループ』持ちだから』 「ちょっ、何でそうなるんだよ!?」 しかし上条の言葉を聞かずに電話は切れてしまっていた。 上条は溜息を吐くと、携帯をポケットにしまう。 すると美琴が上条のところへ駆け寄ってきた。 「垣根さん、何だって?」 「ああ、帰ったら皆で祝勝会をしようだってさ」 「そう、楽しみね」 「さて、それじゃあこっちはこっちで別れを済ませるかね」 そして上条達はかなりの大人数が待つ一角へと向かうのだった。 すると大勢のシスターの中からアニェーゼが進み出て上条と美琴に挨拶した。 「わざわざ私達を引き取るようイギリス清教に掛け合ってくださって、 ありがとうございました」 「まあ実際に交渉したのは俺の上の人間だがな。 ただイギリスに渡ったからといって、危険が去るわけではない。 これからローマ正教との戦いが激化していったら 古巣の人間とも戦わなきゃならないからな」 「…分かってます。 でも私を慕ってくれる部隊の皆のためにも野垂れ死にだけは勘弁ですから」 「…お前達が新天地で上手くやっていけることを願ってるよ」 「そっちも色々とあるでしょうが、無事にまた会えることを願ってます」 そして上条はアニェーゼから建宮に向き直ると、握手を交わして言った。 「押し付けるような形になって悪いが、アニェーゼたちのことも頼む」 「分かってるのよな、お互い無事に生き残ったらまた宴会でもするよな」 「そうだな」 そう言って去っていく建宮やアニェーゼの後ろ姿を見送ると、 上条は最後にインデックスに向き直って笑いながら言った。 「あんまり食いすぎてステイルに迷惑を掛けるなよ」 「むっ、当麻は女性に対してあまりにもデリカシーがないかも。 みことの前だから止めておくけど、本当は噛み付いてもいいんだからね」 「それだけは勘弁してくれ」 上条が笑いながら言うと、美琴が上条の横に並んでインデックスに言った。 「もう少し時間があったら色々なことを話したかったんだけど」 「そうだね、私もみことともっとお話したかったんだよ」 「もしこの騒動が一段落着いたら学園都市にも遊びに来てね」 「うん、みこともイギリスに遊びにくるといいんだよ。 料理が美味しいお店を紹介するから」 美琴とインデックスはお互いに微笑み合うと互いに握手を交わす。 そしてインデックスは建宮たちに追いつくよう走り始めるのだった。 「土御門、裏で色々と働いてくれてサンキューな」 「まあそれが俺の仕事だからにゃー。 カミやんたちも無事に『アリアドネの女王』を潰せたみたいで何よりですたい」 「一方通行も二人の護衛ご苦労だったな」 「アイツらを襲ってきた魔術師は返り討ちにしてやったがよォ、 魔術ってェのは思ったよりも面倒だな。 デフォで設定してる反射も出来ねェわけじゃねェが変な方向に行きやがるし、 周りに気を遣いながら戦わなきゃなンねェのは思ったよりも厄介だしよ」 一方通行は初日から番外個体と打ち止めの二人と行動を共にしていたが、 土御門の睨んだ通り二人は美琴の親縁者として狙われることになった。 一方通行は魔術師を撃退してすぐに二人を学園都市に送り返したが、 その代わりに何でも二人の言うことを聞くという無理難題を押し付けられたのだった。 「まあ色々あったけど全員揃っての『グループ』の初仕事は成功したわけだ。 とにかく全員無事でよかった」 そして四人は学園都市への帰路につくのだった。 バチカン、聖ピエトロ大聖堂。 ローマ正教の総本山たる世界最大の聖堂に、 その静かな空気を荒々しく引き裂くような足音が響いていく。 「チッ、結局ビアージオの馬鹿が失敗したってコトよ。 しかも『アドリア海の女王』の核部分まで破壊されて、 二度と再現はできないときたモンだ。 …まったく、『刻限のロザリオ』を考案し、組み立て、 実用にまで漕ぎつけたのは誰のおかげだと思ってんだか? それに学園都市とイギリス清教の動きが早すぎるのも気になるわね。 まさか裏切り者がいるんじゃ…」 「まさか私を疑っているのではあるまいな? 私とてローマ正教を治める身。 あの作戦は少々早急すぎると思いはしたが、決して裏切るような真似は…」 「馬鹿ね、アンタみたいな小心者が私を裏切れるなんて思ってないわよ。 それに仮にそうだとしたら、今頃アンタはここにいないし」 「…」 「それよりも例の書類に目を通したの? さっさとサインをしていただきたいんだけど…」 わざとらしく敬語を遣う女に男…ローマ教皇は眉を顰める。 「一つ目の内容は理解できるのだが、二つ目がどうもな… アレは一体何を意味するものなんだ?」 「…あれはテッラが勝手に付け加えたものよ。 まあ何にしろアンタに拒否権はないんだから、さっさとサインしなさいよね」 ローマ教皇は懐から一枚の書類を取り出す。 そこにはこのように書かれていた。 『上条当麻。上記の者を主の敵と認め確実に殺害せよ。 御坂美琴。上記の者を魔女と認め魔女裁判にかけるため速やかに捕縛し連行せよ。 なお生存していれば状態は問わない』 先日まで上条当麻に関してはローマ教皇の上の人間… 即ち『神の右席』が対面を望んでいたはずであった。 にも拘らず掌を返したように突然、殺害する許可を出すよう命令がきた。 そして何よりも気に掛かるのは書類の二項目だった。 異教徒、それも学園都市の人間をバチカンで裁判にかけるなど前例がない異例であった。 しかしいくら怪しんでもローマ教皇に逆らうことは出来ない。 暗闇に映るシルエットはローマ正教の20億人を超える信者を ある意味守っているとも言える男の小さな背中だけだった。 前ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある科学の執行部員
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/1567.html
「今日はありがとう。」 春木はそうきりだした。当麻と春木は、とあるアクセサリーショップの前にいた。 「はいこれ、上条にあげる。」 「ん?何だこれ?ストラップ?どうしたんだこれ。」 当麻が貰ったのは、太陽の形のストラップだった。 「買ったの。さっき。付き合ってくれたお礼。」 すると春木は、ポケットから何かを取り出した。それは当麻が貰った物と同じ、ストラップだった。 「おそろい。ね。」 春木はそう言うと、少し間をあけた。 「上条をイメージしたの。温かくて、明るい。そんな感じがするから。」 「そうなのか?ありがとうな。大事にするよ。」 すると春木は顔を赤くした。やがて意を決したような顔をし 「当麻。聞いて。私、上条のこと―――――。」 プルルッと、不意に春木の携帯が鳴った。 携帯に表示されてるのはルームメイトの番号だ。 『春木さん!!』 出た瞬間、ルームメイトが叫んだ。 『何ですか、あの人たち!!春木さんの知り合いなんですか!!』 「どっどうしたの!?何が―――。」 パパンと、銃声の音がした。 「渚、今どこにいるの!?」 『第三学区のどこかの倉庫。風紀委員の仕事で、きゃあぁぁああ―――――。』 と、電話が切れた。春木はおもわず携帯を落とした。 「風波?どうした?」 当麻が聞いても春木は答えない。 「当麻ごめん。用事できた。」 春木は走り出した、当麻が何かを言っていたが、春木は聞いていない。 完全下校時刻は過ぎた。乗り物は使えない。ならば走るしか手段はないのだ。 「どこ。どこなの渚!返事してー!なーぎーさー!!」 たくさんある内の倉庫の一つに、潰したはずの組織の生き残りがいた。 「あんたら・・・・・?待ちなさい。渚は?無事なんでしょうね?」 春木は辺りを見渡すがそれらしき影は無い。そんな春木を見て、男が笑う。 「まだ分かんねぇのか?ほら、これだよ。」 何かが男の手から落ちた。それは音声変換機だった。それを見た春木は、 「・・・・・バカ?何で教えたの?あんたら、ばらすとこ間違えてない?」 春木をボコボコにしてからばらした方が、ダメージはでかいはずだ。 だが、生き残りはそれをしなかった。思い浮かぶ理由は一つだけだ。 「よほど自信があるようね。Lv5も舐められたもんだわ。」 「いや、お前がここにいる時点で俺らの勝ちなんだよ。」 春木は首を傾げた。その時、 キィィィィンと、かん高い音が流れた。 「ぐあっ!!きゃっキャパシティダウン!?なんであんたらが!?」 「能力者の町だぞ。持ってない方が不思議だろ。」 「ふざけ・・んな・・!!こんな物で私の能力、抑えられるとおもうなぁぁぁ!!」 しかし、威力も命中率も下がった能力では、とてもじゃないが太刀打ち出来ない。 苦しむ春木に、非情な言葉が投げ掛けられた。 「あんなに酷い事されたからな。一撃で殺しては足りない。」 その言葉が示すのは暴力。いくらLv5といえど、春木は普通の女の子だ。 男に殴られて、痛くないはずが無い。しかし、春木は表情を崩さない。痛くも痒くも無いとでも言ってるかのように。 「つまんねえなー。もういいわ。誰か来る前にかたずけとこ。」 取り出したのは銃。一撃で仕留められるように春木を狙っている。 パァンという音と共に、銃弾が放たれた。 春木の服が血で赤く染まる。 ただし、 それは春木の血ではなかった。 「・・・・・上条?・・・」 当麻の体が地面に倒れた。震える口で何かを言っている。 「・・・・心配・・だったから・・・・さ・・・。」 近くにいる春木には聞こえてるはずだが、春木は聞いてなかった。 春木は小刻みに震えている。自分の負の感情が湧き出してくるのを、春木は確かに感じていた。 指し示すは、一つの暴走。 「うう。うっうっうわあああああああああああああああああああ!!!!」 もはや、風というよりも、嵐と竜巻としか言いようが無い物に周りの者が巻きこまれていった。 倉庫の壁が剥がされ、板が飛び、刺さっていた釘が飛びまどう。 その暴走は、騒ぎを聞きつけた警備員が来るまでの30分間、止むことは無かった。
https://w.atwiki.jp/saikyoumousou5/pages/1370.html
【妄想属性】オリジナル 【作品名】とある本の話 【追加説明】 宝典の根の実体である「祈願の宝典」には、ありとあらゆることが書かれている。 その中に、人間にとって災いとなる存在の定義として、以下の4つが宣言されている。 「魔王」……人がその存在を知りえた事実を前提に出現し、人の根底を捻じ曲げるような不幸をもたらす。 「魔獣」……人が生まれる以前よりその存在を確定していたもの。人を己の意のままに操ることで弄ぶ。 「狂気」……人の心が焼き付けて生み出したもの。多くの人々の尊厳を失わせる。 「魔物」……独立した個体として、人の恐怖となるべく生まれたもの。 上記4つの定義には、以下の法則を用いる。 「魔王」……宝典そのもののありようを捻じ曲げるほどの力を持ち、実体を失わせることは通常は不可能。 「魔獣」……宝典の権限をすり抜ける統べを身に付け、なんらかの理由で人間が干渉するのを極めて困難にしている。 「狂気」……宝典の権限下だが、世の道理としてあり得る「負」をよりどころに実体化する。 「魔物」……実体化は狂気と同じ理由だが、狂気と違って人間が力をつければどうにかなる相手。 なお、「魔王」に定義されているものは、グレブザケードも含めて10~20程度いる。 【名前】 宝典の根 【属性】 本を象徴する存在、司るのはさまざまな「意味」 【大きさ】 目に見える形は十代の少女くらい。 【攻撃力】 実質的な攻撃力は十代の少女程度。 【防御力】 理屈で干渉できる位置におらず、物理的、精神的、時間的、空間的などなどに対して不変である。 存在を理解しこれをいじれる立場にあるもののみ干渉できる。 【素早さ】 存在が定義されるかぎりどこにでも現れることができる。 【特殊能力】 生まていない意味:相手が生まれたものである場合、これを生まれていないものとすることができる。 発動は一瞬。 効果範囲は対象の大きさに等しい。 実際、すべてのものがなんらかの形で「生まれたもの」であり、この効果をまぬがれるには、 対象がそのときに生まれていないとする必要がある。 (つまり、自分が生まれていたとする時間より前か後に、自分が生まれたことにすれば避けられる) 存在しない意味:対象が今そこに存在していない、という意味を与える。 発生までに相手を理解するために手にもつ本のページを捲る時間を必要とするが、 その間でも矛盾の処理は発生する。 捲る時間は相手が司る対象に匹敵し、例えば司る大きさが宇宙なら1時間、多次元宇宙なら10時間、 その上位階層で100時間になるが、1年あればすべてのページを捲り終える。 相手を完全に理解するため、必ず相手の存在を消すことができる。 道理そのもの:戦闘という形そのものすらも彼女の手の内であり、攻撃、防御、破壊、消滅などの戦 闘的行為も、宇宙の次元階層などの全能たちが支配する範囲も、 彼らが起こし考え得るすべての現象を「意味」するすべてが彼女自身である。 矛盾の処理:彼女をなんらかの形で消滅なり破壊なり抹殺なりすることは、消滅、破壊、 抹殺といった言葉やその意味が「現実に存在しなくなる」というありえない矛盾につながるため、 これを起こさないために「無意味」を自動発動させる。 無意味:自らの存在を失わせようとする働きを、失わせることはできないという「意味」に変えて無効化する。 【長所】もっとも根源的なものを司る。 破壊するとこの世すべてが矛盾だらけになる。 【短所】もともと戦闘をするための存在ではない。 【名前】宝典の央 【属性】正の意味そのものであり、宝典の根の構成要素。 【大きさ】大きさに関する定義はなく、その具体性は宝典の根に一任される。 【攻撃力】【防御力】【素早さ】【特殊能力】 これらの定義は不明。宝典の根が管理し統括しているため、宝典の根を失わせることが宝典の央を失わせることに同じ。 【長所】実は宝典の根より強大な力を持つ。 【短所】宝典の根を介さないと力を発揮できない。 【妄想属性】オリジナル 【作品名】とある本の話 【名前】宝典の冥 【属性】負の意味そのものであり、宝典の根の構成要素。 【大きさ】大きさに関する定義はなく、その具体性は宝典の根に一任される。 【攻撃力】【防御力】【素早さ】【特殊能力】 これらの定義は不明。宝典の根が管理し統括しているため、宝典の根を失わせることが宝典の冥を失わせることに同じ。 【長所】実は宝典の根より強大な力を持つ。 【短所】宝典の根を介さないと力を発揮できない。 【説明】 上記二つは宝典の根の構成要素であり、宝典の「央」はポジティブを、宝典の「冥」はネガティブを意味する。 この均衡を保ち、具体化するのが宝典の根である。 【まとめ氏様あるいは考察人様にお願い】 上記2つは宝典の根と同じなので、考察に含める必要はありません。 単なる設定の追記なので、宝典の根自体の強さには影響しないはずですから。 【名前】グレブザケード 【属性】負の意味 【大きさ】厳密には量れない。通常、その存在を認知することはできない。 【攻撃力】相手のいる世界を捻じ曲げて絞り潰すことができる。世界の規模は相手をけしつぶのように見られる大きさに同じ。 【防御力】そもそも知覚したところで、具体的な大きさが測れないため、単純な攻撃では倒せない。「消去する」ためには、全能クラスの認識が必要。 【素早さ】宝典の根と違って時間を渡り歩くことは不可能だが、時間の経過や逆行そのものが彼には無きに等しく、 時間から算出される「速さ」という概念が意味をなさない。 大きさの具体性が無いため、どんなに距離を離してもすぐそこに「いる」ことになる。 【特殊能力】 以下は戦闘に扱える特殊能力である。 負の感情: 相手のすべての負の感情をいじることができる。 感情を持つものの気力を萎えさせて、戦闘意欲を失わせて負けさせることが可能。 死の反転: 相手の士気を死気に入れ替えて、自殺願望のみ感情に植え付ける。 ほぼ強制的に対象は自殺を試みる。 生命の捻転: 相手にありうる生命という絶対性を捻じ曲げて永遠に死ぬ意味を与える。 死の反転とかぶるが、これはあくまで「殺し方」を楽しんでいるためである。 【長所】認知しても理屈以上の消去能力が必要。 【短所】実はそれほど絶対的ではない。 【説明】 宝典の根の構成要素である、宝典の冥の同位体。 人の負の要素にまつわる部分に関して、宝典の3軸を逸脱したコントロールができる。 それはあらゆる生命(それは心のあるなしを問わず、対象に備わるものとされる)に作用する。 宝典の根自身が手を焼いたのは、自らとほとんど変わらない宝典の冥の同位体であるため。 ただやはり本物とは比べようも無い絶対性であったために、練りこまれた「生まれていない意味」 や「存在しない意味」で消された。 宝典の冥を具現化させられない理由が、グレブザケードの残虐なやり口から証明されている。 【備考】 グレブザケードはもっとも人間に近い「魔王」といえる。 その能力のうち、自らが用いることはできないが、人間に関わらせた力は以下のとおり。 ケードの四肢: 人間の手足に自らの欠片を植え付けることで、破格の能力と、不老不死を与える。 右腕は怪力を、左腕は比類無き魔力を、右足は比類無き固さの盾を、左足は韋駄天の俊足を得られる。 四肢を植え付けられたものは体の一部が欠損しても元通りに再生する。 なお、ケードの四肢は一部分あるいはいくつかの部分を持つことが出来るが、2つ以上の部分を持つと性格が残虐化し、 3つで意志そのものがグレブザケードそのものを思わせる豹変を起こし、4つで世の中が「グレブザケードの負」で埋め尽くされる。 ケードの四肢を持つと性的な自由を奪われ、常に虐待的な行為を強要され、望み愛し合った場合はケードの放出を暴発させ、対象を強制的に死亡させる。 故にその苦しみを逃れる方法として、他の四肢を持つ者に殺されるか、他の四肢を集めきる、のどちらかが必要になる。 四肢の分割: ケードの四肢を切断し、四肢を欠損する者に与えると、その相手の欠損部分を補いつつ、その相手にケードの四肢を植え付ける。 肉片体: ケードの四肢をもつものが自らの9%以上の部分を切り取って、誰か(自分も含めて)の体の一部をくっつけることで、その誰かの複製ができる。 ケードの放出: 四肢を持つものは時として常人には超えられない領域を越えた力を使い、対象の生命を捻じ曲げて強制的に失わせることが可能になる。 この生命を失わせるものは「意味的」であり、「概念的」である。 【妄想属性】オリジナル 【作品名】とある本の話 【名前】メテュール 【属性】グレブザケードの四肢を持つ者 【大きさ】見た目の年齢は成人女性だが、小柄な感じ。 【攻撃力】 終わり無き誓願: クレイモア状の長い両手剣。 年月をかけて積み重ねた誓いの心の分だけ切れ味・威力が増す。 単純に年月比例であり、実体非実体を問わず両断できる。 その規模は現時点で、 軽く一振りで大山脈に谷を作り、(だいたい目の前から) 全力で振るえば地球から月を半分割ることが出来る。(月への斬撃到達は2秒程度) 【防御力】 1メガトンの水爆クラスのエネルギーを爆心地で受けても無傷。 【素早さ】 100mをまばたき1回する間もなく詰める。 銃弾を指で挟み止める。 【特殊能力】 ケード解放: 本来は四肢にあるはずのグレブザケードの一部を、自らの心臓に変えるいう離れ業をやってのけることで、グレブザケード自体の意志による干渉をはねのけ、 暴走させずに己の力に変える事ができる。 攻撃力・防御力・素早さなどはその後の値である。 戦闘開始前に発動しているものとする。 なお、グレブザケードのテンプレートにある、「肉片化」「ケードの放出」を使用可能。 いかの触手 メテュールの創造物。女性に特効。自分以外の女性を虜にし悦によって廃人化して戦闘不能にする。 性的な意味を持たない相手や、これを取り出して投げるまでに彼女を倒せる相手には無意味。 取り出して投げるまでの時間は1秒程度。投げることに成功すると自動的に発動し相手を捕らえる。 次元の亜空間 対象を亜空間に引きずり込んで幻を見せる。発動時間はいかの触手と同じくらい。 特に男性であれば自らに虜にするという定義を植え付けてその幻の中で(ry 性的な意味を持たない相手や、これを展開する前に彼女を倒せる相手には無意味。 【長所】祈願の宝典に記録されている中でもっとも長くグレブザケードの四肢を保っている。 【短所】殺されても蘇るが、死ねば戦闘不能になる。 【説明】 もともと彼女は普通の人。 本来の名前はなく、この「メテュール」という名前は祈願の宝典に記録する方便としての通り名である。 その力に性的な要素が含まれるのは、グレブザケードの四肢を持つ者が性の一切の自由を奪われるためであり、 彼女はそれをはねのけるため、自らを淫らにすることで回避したことによる。 ◆考察記録--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 122 名前:格無しさん 投稿日:2006/04/28(金) 13 42 11 宝典の根……SSSランク。最強、クゼテッペイと決め手無しで同格。 122 宝典の根は特殊能力無効化されるとただ普通に触れないだけの少女だから、クゼや最強には負けると思われるが。 このスレやテンプレの、ルールとしての「特殊能力」を脈絡なく無効化できるのも変なんだが、まあ屁理屈キャラにまともなキャラがかなわないのは仕方ないか。 578 名前:格無しさん 投稿日:2006/05/18(木) 11 33 07 宝典の根、特殊能力消されないとカタさは対メタクラスくらいあるが、攻撃力はSS上位級を倒しきれないか? モトや水脈に引き分ける気がする。 彼らは存在を消すが無効で、時間を超越しているから「生まれていない意味」もきかなさそうだ。 580 名前:格無しさん 投稿日:2006/05/18(木) 11 43 05 って宝典の根か。 存在していない意味も効かないか。確かに 581 名前:格無しさん 投稿日:2006/05/18(木) 11 48 37 まあ花沢様には勝てるからいいんじゃないか? 582 名前:格無しさん 投稿日:2006/05/18(木) 12 52 28 宝典の根現状考察。 ○メトロ……生まれていない意味勝ち。閉じ込めることはできなさげ。 ○永久停止……すべての時間に移動できるため止まらず、存在しない意味勝ち。 ○レーザーラモンHG……生まれていない意味勝ち。攻撃力はあっさり止まる。 ○ネオデビルゴクウ……生まれていない意味勝ち。 ×絶対勝者の男……テンプレ上はこいつの勝ちを止められない。 ×みるきぃ山田創造神……特殊封じられて知覚消去負け。こいつ最強のコピーか? △モト……決め手にかける。 △水脈……同上。 ○花沢様……生まれていない意味勝ち。 ×説得の達人……説得負け。 ×クゼテッペイ……特殊能力消されて知覚消去負け。 ×最強……同上。 ×一撃必殺……防御を無意味にされて一撃負け。 ×幼児……生まれ変わられ続けて負け。 絶対勝者やみるきぃに勝ちきれないのが微妙なところだ。 しかし、みるきぃと最強の能力が酷似しているのがなんとも。 メタの壁再考察 286 名前:格無しさん 投稿日:2006/07/06(木) 00 05 16 メテュール考察 ケードの放出はかかる時間や射程などが不明なので膠着戦以外では考慮しない。 戦法は全力の終わり無き誓願→(相手が人間で死なない場合)廃人化→地球がぶっ壊れたら再生とする。 即時発動能力の壁上位から。 △湊川恭一郎 地球破壊後は自爆に見えるが相手も行動不能だろう。 ○太田 速度差で勝ち。 ○遠藤倉之助 同上。 ×アイン アナザーステイトで負け。 ○森角流 相手の攻撃には耐えられる。終わり無き誓願で勝ち。 ○弱王 速度差で勝ち。 ○巨大化魔王様 同上。 ○ハリカルン 同上。 ×生徒会長エヴァンジェ 反応は互角~やや不利。一言発する方が剣を振るよりは速いだろう。 ×リコ ビームキャノンには耐えられるが捉えきれないだろう。ライトニングブレイドで負け。 ×ブラック・ジャック 速すぎる&強すぎる。 ×夢崎歌南子 同上。 ×甲鱗のワーム 同上。 生徒会長エヴァンジェ>メテュール(超音速即時発動の壁)>ハリカルン 520 名前:格無しさん 投稿日:2006/07/09(日) 07 14 02 グレブザケートはネオ・デビルゴクウに特殊能力も攻撃も通用するとは思えないが、ネオ・デビルゴクウの攻撃もグレブザケートには効きそうにないので引き分け 絶対勝者の男は、理屈を超えた何かが勝手に起こってグレブザケートに勝つだろ 410◆n0qGxROT0Q 2022/02/05(土) 23 55 56.53ID VInBt4Hq グレブザケード再考察 宝典の根と同じく全能に勝てるようには見えないので下がる 宝典の根あたりまで下がる △ウルトラ「ノア+キング+ザキ」 全能防御分け ×アラン・スミシー 多分万能でもやられる △無敵ウーズ 同化されない ×焼きそばひとつ欲しいのですが…。 焼きそばを渡せない ×宝典の根 スペック負け ×_ 寿命を増やせない 〇アリシア 単一惑星程度10秒以内に生命の捻転で勝てるだろう △冥王ハプスブルグ 互いに決め手なし ○シューマッハマン 生命の捻転勝ち ○エニックスマン 同上 _>グレブザケード>アリシア
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/3596.html
前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある科学の超荷電粒子砲(プラズマ・キャノン) 第3部 第06話 第二章(1) 9月6日 (日)7時 日課の散歩も、朝食も作り終え、洗濯機を回したが、婚約者はいまだに起きない。 今日は、日曜日なのであえて起こさず、彼氏のなすが儘に任せたものの、起きる気配 もなくやむなく起こす事とする。 だけど・・いくらなんでも気が緩みすぎでしょ。 一切の金の管理と掃除・洗濯・食事の手配を私がするようになってから、明らかに だらけている。夏休み中は、結構マメに朝食や昼食を作っていたというのに、私が 家事一切をするようになってから信じがたいほど、家事に非協力的になったことに ショックを隠し切れない。 そもそも、仕事だって圧倒的に私のほうが多忙なはずだ。 しかも・・いくら休みだから散歩の約束も破り、7時になっても起きないとは、 (まったく・・先が思いやられるわ・・) この調子じゃ・・いちいち爪切りひとつどこにあるかわからずメールをよこすダメ 亭主へ一直線だろう? そりゃ当麻は普段ダメ男でも、非常時はかっこいいとは言え、ヒーロさんが ダメ男では私の婚約者としては困る。留年なぞされたら恥としか言いようがない。 さあ 起こそう。休みだからと言ってごろごろさせるのはやめよう。 それにどさくさ紛れにいろいろしてやろう。 私は、いたずらを思いついた子供のような、表情を浮かべ当麻のベッドへ向かう。 ・・ふふ・・当麻の寝顔て可愛いわね・・ 無性にいたずらしたくなる。それにたまには制裁してやらないとなめられる。 ・・よし・・ 私はマジックでこめかみに「肉」か「幻想殺し」と書いてやろうか思い立つがやめる。 「まあ・・せいぜいキスマークかな」 よし・・私は、唇へ濃いめのルージュを塗りたくり、準備を整える。 私は耳元で囁くようにつぶやく。 「当麻おきて」 (ふふ・・よしよし起きないわね) 私は、唇をおでこへ音もなく接近させ、いっきに着地させる。 ・・ぶっちゅ・・ (へへ・・約束を守らない罰よ) さすがに気がついたのだろうか、約5秒ほどして、当麻がもぞもどと起きる。 ・・目をこすりながら私の存在にギョとしたのだろうか・・ 半分寝ぼけまなこでしゃべりはじめる。 「美琴か・・あ・・ごめん寝坊したか・・」 枕元の電波時計のAM7 11の表示に気がついたのか「寝坊」の事実にようやく気がつく。 私は、当麻のおびえた表情に追い打ちをかけるように、残酷なセリフを言い放つ。 「ね・・当麻・・約束違反にはそれなりの罰が必要よね」 「え?」 「左手で1Aの電撃を受けるのと、心臓に0.1Aの電撃どちらがいい?」 致死量の電流を流されることの予告に、当麻は真っ青に青ざめ諤々震え始める。 「まあ一般人なら昇天するレベルだけど、当麻なら1時間気絶で終わりかな」 「いえいえ・・上条さんは右手以外は一般人です」 よほど慌てのだろうか、ベットから飛び起き、潔い土下座を始める。 (まあこころらが潮時かな・・それに制裁済みだし) 「もう・・明日からちゃんと守るのよ。さあ朝食だからさっさと起きて」 「いつも悪いな・・」 ・・・・・・・ 「ご馳走様」 「お粗末さまでした」 食事を終え、食器を洗浄機にいれる。当麻は、机の上に宿題を広げ始める。 (自発的に課題をするのはいい傾向だわ。だけど・・ただ復習の宿題をするだけでは 当麻の学力は上がらない) 「当麻・・宿題をするのはいいことだけど、まずは小テストの予習が先よ」 「へ?」 「正直な話、今の当麻は点を取って小さな成功を重ねるのが先よ」 当麻は、私の話の意図が分からないのか怪訝な顔をする。 「当麻・・自分の今の位置がわかっているわよね」 「へ?」 「テストは赤点すれすれの低空飛行、人助けに終われ課題は時間切れで提出せず その穴埋めで土日は補習。でテスト勉強はできずまた赤点だったわよね」 「ああ・・美琴に会うまではそうだ」 「その不幸の連鎖を私が打ち切ったわけだけど、まだ当麻の学力はいつ墜落してもおかしくない」 「悔しいけどそうだな。」 「だから。課題なんて後でいいわ。今は小テスト対策をしよう」 「課題は・・?」 「私が代わりにやるから、その空いた時間で、当麻はAIソフトと一緒に小テスト 対策をして」 「いやそこまでは・・美琴に悪いよ」 「まあまあ・・学習支援AIソフトの再現実験だと思ってくれればいいわよ」 「ねえ、そもそも今まで当麻てまともに課題をやっていた?」 基本、はったりはかますが、根は正直な当麻は見るからに狼狽し始める。 「う・・それは」 「できずに補習三昧だったわよね。」 「ハイ・・お嬢様のおっしゃる通りです。」 「まあ私にまかせなさい。絶対当麻のためになる」 私は当麻から課題を奪い、さっさと解答を記入し始める。当麻が驚愕の目を私に向ける。 (何驚いているの?こんな簡単な問題日本語が読めば解けるじゃない・・) 10分ほどで記入し終え、当麻へ渡す。 当麻は、能力を見た時以上に私を化け物でも見る目で見る。 「なんでこんなに早いの?」 「こんな問題読めば即回答できるわよ。基本事項ばっかりじゃない。英語の文法とか 発音記号とか・。中学生レベルよ。数学のN次関数なんて公式表の転記レベルよ」 「はっきり言ってこんな問題をいくら解いても時間のむだよ」 「これが・・格差か・・。」 「だから当麻は現時点では勉強なんて飾りでいいわよ。今は点数だけとって辻褄 あわせればそれでいい」 「斬新な考えだな・・。」 「まあそれより面白いのを見せてあげる」 私は、自分の解いた解答用紙をスキャナーに読み込ませる。 「さあPC画面をご覧あれ・・」 画面に正答と回答、解説まで表示される。 「でプリント・アウトと・・」 ウイン・・プリンターから、採点結果が出力される。ご丁寧に解答集と解説までつきで。 「はいこれが解答集になるわね」 「へ・・?PCのAIが採点したのか・・」 「現在開発中の学習支援ソフトよ。」 「はあ・・もうAIに凡人は太刀打ちできねえな」 「ええ。でも時代の趨勢だからしょうがないわよ」 「それでね、まだ続きがあるのよ。当麻の授業をね、全部ある方法で入力しているのよ」 「へ?・・まさか・・ナノデバイス?」 「ええ。そのまさか。だから当麻と一緒に授業を受けていることになる」 「はあ?」 「そうすると・・小テストも想定問題集まで作成してくれるのよ」 「そりゃすごいな・・。まさか授業のテキストデータとか解説集まで作成するのか?」 「ええ。これを、AIの自動音声システムで読み上げてもくれる」 「至れり尽くせりだな。販売できるレベルじゃない・・」 「ええ・・だから被験者になってくれる?言われたとおりやれば満点とれるから」 「わかった。」 「じゃ・・悪い今日は、野暮用があるから外出するわ。帰りは18時ね。昼は、勝手にたべて」 「そうか・・」 「あ・・そうそう、当麻の行動は全部監視しているからちゃんと勉強するのよ。」 「へーい」 私はそそくさと、外出準備を整え、あまり会いたくもないが、最近は日常的に 会合しているある人物の元へテレポートで向かう。 ・・・・・・・ 10時 窓のないビル 私は持参した椅子に座り、水槽の男が口を開くのを待つ。アレイスターの前に 椅子を持参して座ったのは私くらいだろう。対等になりたければ姿勢から私は そう理解する。 「おはよう、御坂君」 「前置きはいいわ。要件」 「は・・君くらいだよ。私の前で日常のようにタメ口言うのは。」 「要件」 「まったく常盤台首席卒業のくせに・・とんだお嬢様だな」 「要件は?」 そろそろ飽きてきたのだろか、アレイスターがおもむろにしゃべり始める。 「例の件、そろそろ準備ができたかと思うが?」 私は出来るだけ表情を隠し、心の中で毒つく。 (やっぱりそうか・・さっさと言え) 「まだ試運転中よ。契約では実施は9月中だったわよ」 「事情が変わった。明後日までに準備してほしい」 私は少々声を荒げるふりをする。ただ・・不良品と言われ責任だけを押しつけられる のはごめんだ。契約は契約。できないものはできない。はっきり言わないと部下へ 責任だけ押し付けるのが欧米流である以上なおさらだ。 「成果は保証できない。仮に所定の性能が出せない場合でも責任は負わない」 何か思いついたのだろうか急にアレイスターが表情を変える。 「君の先延ばしに付き合うつもりはない。それに・・」 「これは君にとってチャンスではないかね」 (なるほど、こう兎は死して、走兎は煮られるか) 私は、いたずらっ子のような表情を作る。 「なるほど、取引というわけね。」 私は、脳裏に目的の為に手段を択ばない科学者を浮かべる。 「さすがに理解が早くて助かる。」 「気が変わったわ。今日中に所定の座標へ送るわよ。準備はできているわ」 私は、事態が激変したことを悟り、そそくさとその場を立ち去る。 ・・・・・・・・・・・ 12時 常盤台中学 談話室 (食蜂派閥の本拠) 「食蜂久しぶり」 「御坂さん、もう・・ぼけたア?先週の婚約式で会ったじゃない」 「わかっているわよ。ごめん司会は食蜂しか頼れる人がいなかった」 私は、付き合いはさほど長くないが、食蜂が本質的におだてに弱い性格なのは知って いたので頼って見せる。 「まあいいわ。上条さんにも会えたし。で今日は何の用?」 「木原唯一を知っている?」 「知っているも何も、アレイスターの番犬のお弟子さんでしょ」 「ちょっとアイツとやばいことになりそうなのよ」 私はカバンからUBSメモリーを差出し、ある研究者の悪行一式を 食蜂に渡す。この科学者を破滅にさせるに足る証拠の数々、アレイスターの 側近で暗部を裏で操っていたから見逃されていた悪行。 アレイスターはどこかで本質的に危険人物と木原唯一を認識していたかもしれない。 だが、ここ数年学園都市の危険極まらない実験を主導し、暗部を操り、兵器開発を 牛耳っていた彼女。だが代わりがないという理由ですべて多めに見られてきた。 が、私の成長で状況が変わり、不要になった彼女を切り捨てる。そんなありふれた話。 だが、また私はリストラ役として、木原唯一およびその一派を訴追し、学園都市から 追放しなければならない。 「この証拠一式で唯一を追い込んで」 私の意図とアレイスターの本心を察知したのか食蜂が笑い始める。 「なるほどオ。こう兎死して良狗煮られるわけエ?」 私は、木原唯一のマル秘計画を食蜂へ見せる。 「アイツは、危険な妄想狂だと思うわ。こんなことを企んでいるんだから」 私は木原唯一のマル秘の計画書を食蜂へ見せる。 「エレメント?」 「タイミングはわからないけど、この喜色悪い生物のような奴で一気に学園都市を 制圧するつもりのようよ」 「なる~ほど、だけど、これは計画にすぎないじゃない。計画を着手しなきゃ逮捕は できないでしょ風紀副委員長殿?」 食蜂は、性格もあわず、友人になるつもりもないが、ビジネスパートナーとしては 信用に足るやつだと思っている。友人の少ない私にとっては対等な立場で会話の できる貴重な存在。そのアドバイスに耳は傾ける。 「その妄想を膨らまして行使の瞬間に刈り取るのが私の責務よ。こんな つまんない計画で犠牲者を出すわけにいかないわ」 「御坂さん、変わったわね。」 「守るものができると人は変わるのよ。後は工作頼むわ」 食蜂は私の帰り支度に気が付いたのだろうか 「御坂さん、上条さんを大事にしてね、万が一貴方が上条さんを、見捨てたら私は 貴方を絶対許さない」 「ええ。この命にかえて」 ・・・・・・・・・・ 16時 研究所 「浜面さん、準備できた?」 「OKです。」 私は、スキルアウト壊滅作戦時に回収した、浜面に木原印でない御坂美琴Version のA.A.Aのパイロットをお願いしている。 自分がテストパイロットをやらなかった理由は、彼がメカの達人であることと、無 能力者である彼のほうが「魔術」の副作用が少ないだろうという私の判断だ。 「起動開始A.Iオートモード」 最高の電撃使いの自分なら脳波ですべて制御可能だが、無能力者浜面にそこまでは 無理だ。私の思考をコピーしたAIがナビと演算補助をする。 私の声に似せたアルトボイスの機械音声が試験場に響きわたる。 「極微小特異点超荷電粒子砲チャージ完了1分前」 A.A.Aの砲門が、レベル6になった私のAIM拡散力場が生成した電力が、アレイ スターの術式により練り上げられ莫大なエネルギーがチャージされる。 それはさらにテレズマと呼ばれる天使の力へ、練りこまれ恒星系を丸々破壊 できるほどの力に錬成される。 「座標指定完了、照準10ナノ秒訂正」 「発射10秒前」 「5.4.3.2.1 ファイヤー」 莫大な電力とA.A.Aがかき集めたAIM拡散力場により発生した1000京電子ボルト に加速された無数の陽子と陽子が1点で衝突し、超ひも理論による マイクロ・ブラックホールが生成される。 原子核を結合し、あらゆる力で最強の核力さえ無視し、未元物質を含むあらゆる 物質を貫通するそれは、地球でさえやすやす貫通し、魔神の世界へ突き刺さる。 結界を構成する力場が粉砕され、通常世界と反応を起こし、崩壊が始まる。 一定時間後、魔神は弱体化され、そのうち無力化される。 人類を隠然と裏から支配した魔神は永住の地を失い、この世に突き落とされた。 ある意味私は歴史の証言者になったのかもしれない。A.Iオートモードの無能力者 が操縦するただの機械が、いくらOSにアレイスターの術式により私の能力を増幅 したものとは言え、魔術の最高峰、魔神を地上へ引き釣り下したのだから。 その最終的な戦果の確認は数日かかるが、私は少なくともアレイスターの契約は 履行し、A.A.Aプロジェクトは木原印ではなく、私の謹製品が正式採用となる。 木原唯一が私に敵対するかどうか不明だが、その覚悟はする必要はあるだろう。 アレイスターは露骨に、私と木原唯一を敵対させようとしている。 A.A.Aとファイブオーバーが完成しプラン遂行に不要になった、木原唯一を私に 切り捨てさせ、木原の憎悪を私に集中させ私を葬るつもりかもしれない。 (さあて どうする?) 先延ばしも終わり、いよいよアレイスターのプランと対峙する日も遠くなさそうだ。 (休暇は終わりか・・) 私は、気を引き締め、任務を遂行した浜面へ視線へ移す。 「浜面さん。お疲れ様。異常はない?」 私は、浜面の肢体を見るが、鼻血以外の異常は発見できない。 どうやらアレイスターの術式使用による弊害も生体電流操作による防壁でほぼカット できたようだ。 「問題なし。OKです」 「しばらくメディカル・チェックのために検査入院して」 「ラジャー」 私は、不具合が発生せず、胸をなでおろす。後は地上へ墜落した魔神達の動向 と、木原唯一が問題だが、そんなものはA.A.Aが完成した今はささいな問題 だろう。と言い聞かせる。それに地上へ落ちた彼らの動向ならAIで予測がつく。 ・・・・・・・・ 18 時 自宅 私は、充実感と若干の疲労感に包まれて自宅へ到着する。 研究者的に自分のプランが採用されるのはそもそもうれしいものだ。 たとえそれが他の研究者の嫉妬と羨望を受けるものでも。 「ただいま」 「お帰り。今日はどちらへ?」 「窓のないビルと常盤台と研究所よ」 私は、食卓から、デミグラスソースの香りを確認し、食欲が刺激される。 肉の焼けたにおいと玉ねぎの匂いからハンバーグステーキだろうと 当たりをつける。 (へ・・手間かけたじゃん) 食卓へ座り、当麻が手際よく配膳してくれるのを待つ。 準備が終わり、食べ始める。甘味と酸味の絶妙なブレンドでさらに 食欲が刺激される。 付け合わせのポテトと人参、クラムチャウダーとコーヒーを飲み終え、食事を 食べ終える。当麻が学習支援ソフトの出来に感嘆した話を終え、おもむろに アレイスターの話を始める。 「でアレイスターは何を言った?」 「新規プロジェクトで私のプランを採用したわ」 「それはよかったじゃん」 だが、私はこれから切り捨てられるであろう木原唯一の顔を思い浮かべ 表情を変える。 「まあね。だけど・・落選した研究者は私を恨むでしょうね」 「それに、そのプロジェックトで力を失うものもでるでしょうね」 「へ?」 「私の本業は兵器開発、高性能兵器は不幸も作り出すわよ。だけど・・」 私の言葉は当麻の言葉で遮られる。 「私がしなくてもどうせほかのだれかが開発する。そして学園都市が優位性を 失えば魔術に攻撃される」 「さすが分かっているじゃない。そう。そのとおりよ」 「だけど・・もういいんじゃないか?」 「え?」 「美琴の考え方は、リアリストだと思うよ。人類の歴史とは、戦争の歴史だと 確かに教科書は書いている。」 「だから兵器の開発競争に終わりはない。そして・・その先に学園都市もある」 「ええそうね。」 「だけど、それを突き詰めていけば、何が残るんだろうな?」 私は、いつにもなくまじめな当麻の表情に見惚れる。 そして当麻が何を言いたいのか大凡は理解する。 「いや・・一遍に変えるなんてそんなことはできない」 「だけど、美琴が言ったとおり、AIをただ兵器として使うのは、もったいない」 「美琴なら、今の学園都市のやり方だけでない、よりましな方法を、提示できる 力があると俺は思う。」 「・・当麻・・」 私は表情を切り替え、満面の笑みを浮かべる。普段は鈍感なくせに、私が甘えたい時 に適切なアドバイスができるのが彼のすごいところだ。 「らしくもなく、ちょっと沈み込んでいた。でも当麻心の枷が取れた。ありがとう」 「これからいろいろ起こると思う。」 「だけど、私は当麻と一緒ならどんな苦労も耐えていける。だから・・」 私は、当麻を見つめ、顔を赤らめる。 「死ぬときは一緒、だけど共に生きましょう。」 ・・ぶちゅ・・・ 「当麻、今日はとてもさみしいわ。だから慰めてね」 「ああ、今までで一番な」 「ふふ・・寝させないわよ」 続く 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある科学の超荷電粒子砲(プラズマ・キャノン)
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/7847.html
autolink() RG/W26-025 カード名:とある高校の学生 当麻 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:6000 ソウル:1 特徴:《特徴なし》? 【永】舞台のこのカードのレベルを-1。 ああ、いいよこれくらい一人で運べるし…… レアリティ:C illust. 記憶がなくなった代わりにバニラになった“幻想殺し”当麻 記憶を使わないときやCXを別に回したい時に使える コストなしで十分なパワーなので両方を採用するのもありだろう。
https://w.atwiki.jp/johan/pages/60.html
Rare pick 通常ドラフトだと取りきりでカードの分配を決めることが多いでしょう。 そういったところでは,高額Rareを確保しながら1位を狙わないといけません。 実際,真に使えないレアもいくつかありますけど 何とか使用に耐えるレベルのレアも数多くあります。 そうした何とか使用に耐えるレベルのレアをうまく使えるかどうかで 取りきりの場合は勝率が変わります。 何とか使用に耐えるレベルのRareは完全にDECKを選びます。 Rare&Rareコンボを要求してくるカードはどうしょもありませんが Rare&commonコンボを要求してくるカードでしたら Rareを取った後はコンボカードを必ず集めるようにしてください。 また,8手目ぐらいからは見たRareは取りまくってください。 何かに使用されると一番厄介なのはRareなので, いっそのこと自分で確保してしまい,他人に悪ささせないようにして下さい。 管理人のドラフトでの最高記録はDECKにRare8枚,サイドに2枚です。 6ドラだったんで半分以上私が持ってました^^;。
https://w.atwiki.jp/agewiki/pages/9.html
接続方法 Ragnarok Online公式HPよりクライアントをダウンロードし、インストールする インストールが終わったら本家ROを立ち上げてパッチを最後まであてる 接続キット、Sdata.grf、追加パッチをAge鯖HPよりダウンロードする ダウンロードしたデータを解凍し、本家ROをインストールしたフォルダに解凍したものを入れる ROフォルダ内にsakray.exeがあるので立ち上げてパッチをあてる(桜井パッチ 以上が終了したらAge.exeより起動 『***.rar』ファイルとは rar形式で圧縮されたファイルのことです。rarに対応した解凍ソフトを使用して解凍しましょう。 接続・DL関連FAQ ダウンロードがうまくいかないダウンロード支援ソフトを使用して下さい。 dllエラーがでてAge.exeが起動できないdllはRO公式クライアントに含まれています。un○○○.dllはもう一度DLしたものを確認してみよう。 Age.exeの起動に失敗する(エラーが出る)場合はマイクロソフトのHPへいき.NET Framework Version 2.0(3.0でも可)をインストールして下さい。 Notice.txtエラーがでる告知は見えれませんがそのままOKすればゲームはできます。告知は告知スレ、WikiTOPページを参照して下さい。Age.exeを立ち上げて、鯖に接続を試みて~のときにいちどキャンセルし、再度たちあげると読み込むこともあるそうです どうしてもAge.exeからの起動ができない。run.exeから起動してください。ただし、最新パッチがあたらないため、AgeHPへの追加パッチ待ちとなります。そのためパッチをあてれるまではエラーがでる等はあるかもしれません。 sdata.rarって解凍できないっぽいのですが?rar形式に対応した解凍ソフトで解凍してください。(WinRAR、Noah等)